建設業許可を取得するためには、専任技術者の配置が不可欠です。

専任技術者は工事現場の技術管理や品質管理を担当し、許可要件の中でも重要な役割を果たします。

以下に、専任技術者の要件を4つの項目に分けて解説します。

  1. 資格要件
  2. 実務経験要件
  3. 専任性の要件
  4. 複数業種への対応

1. 資格要件

専任技術者には、一定の資格が求められます。資格を持つことで、技術的な能力や知識が保証されるため、適切な工事管理が行われると認識されます。

主要な資格
専任技術者に必要とされる資格は、工事の種類や規模によって異なります。代表的な資格としては以下のようなものがあります:

  • 一級建築士
  • 二級建築士
  • 一級建築施工管理技士
  • 二級建築施工管理技士
  • 土木施工管理技士 これらの資格は、国家試験や一定の実務経験を経て取得するものであり、専門的な知識とスキルが求められます。

資格要件の例外
一部の工事においては、特定の資格がなくても専任技術者として認められるケースがあります。例えば、特定の実務経験が豊富である場合や、技術管理に関する研修を修了している場合などです。

2. 実務経験要件

資格がない場合でも、一定の実務経験を積んでいることで専任技術者として認められることがあります。実務経験の要件は、工事の種類や規模に応じて異なります。

実務経験の年数
一般的には、10年以上の実務経験が求められることが多いです。ただし、資格の種類や卒業した学校により短い期間でも認められる場合もあります。

実務経験の内容
実務経験の内容も重要です。専任技術者として認められるためには、単に建設業に従事していたというだけでなく、技術管理や品質管理に関する具体的な経験が必要です。これには、工事の計画、施工管理、品質保証などの経験が含まれます。

3. 専任性の要件

専任技術者は、許可を受ける事業所に専任で勤務する必要があります。これは、技術者が複数の事業所や工事現場を掛け持ちすることができないことを意味します。

専任の定義
専任とは、技術者が一つの事業所に常時勤務し、その事業所の工事全般に対する技術管理を行うことを指します。専任性が確保されていない場合、許可要件を満たすことはできません。

専任性の確認方法
専任性を確認するためには、勤務先の事業所の勤務実態や出勤状況が審査されます。具体的には、健康保険証のコピーなどを求められ、技術者が実際にその事業所で勤務していることが確認されます。

4. 複数業種への対応

建設業には多くの業種があり、それぞれの業種に対して専任技術者が必要です。企業が複数の業種で許可を取得する場合、各業種ごとに専任技術者を配置しなければなりません。

業種ごとの技術者配置
例えば、土木工事と建築工事の両方で許可を取得する場合、土木施工管理技士と建築施工管理技士をそれぞれ専任技術者として配置する必要があります。これにより、各業種における技術管理が適切に行われることが保証されます。

もっぱら、複数の業種を兼任することも可能ですが複数の資格を取得しないといけませんし、実務経験になると倍の経験が必要になることもあります。

兼任の制限
一部の例外を除き、同じ技術者が複数の業種の専任技術者を兼任することはできません。これは、技術者が一つの業種に専念することで、より高い技術管理が期待されるためです。

以上が、建設業許可における専任技術者の要件に関する解説です。専任技術者は、工事の品質と安全を確保するための重要な役割を担っており、その要件を満たすことが許可取得の鍵となります。企業は、専任技術者の確保と維持に努め、適切な技術管理体制を構築することが求められます。

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